過去のチーズ系主婦日記(2002年1月〜3月)

私、ゆうこの、毎日のひと言感想文みたいなものです。
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2002.03.22(fri)

今日は平日だけれど学校がお休み(卒業式)だったため、クラスメート4組でディズニーシーに行ってきた。佐藤家では甘ったるい感じのディズニーランドはかなり嫌悪しているが、やはり新しくできた初物は食べておかなきゃということで、かなり浮かれてディズニーシーに乗り込んだ。

「ディズニー」と名が付くがキャラクターの着ぐるみもほとんど出現しないし、キャラクターの応酬の飾り付けもなく、海外の港町をリアルに再現しているどちらかというと大人っぽい雰囲気のテーマパークで、ここならば自然体で楽しめるような気がした。

まだアトラクションがディズニーランドほど充実していない(数がない)ので、どこも長蛇の列だし、何回か来たらすべてを乗り尽くしてしまうだろう。でもさすがにディズニー、行列をしないで見て回れるような仕掛け(例えば豪華客船とか)も所々にあり、リピーターでも上手に回れば楽しめるようにはなってる。

目玉の一つでもあるインディー・ジョーンズのアトラクションが身長制限があり、小1にしてはかなり小柄な娘は後1センチくらいのところで入場できなかった。いや、後0.5ミリくらいかも。他のお友達たちは身長はクリアーしていたので入れたのだが、6人中1人がほんのちょっと足りないくらいで、アナタはダメです、と入場させてくれない杓子定規さにちょっと腹が立った。(万が一のことを考えると仕方がないが)
娘は泣き泣き入場を諦め、親友の女の子が一緒につき合ってくれた(母は友情に心で涙した)。

あと、ディズニーランドより食事系が充実しているように感じた。アルコールが販売されているということは知られているが、大人が食べてそれなりに美味しい、あの店で食べたいと思わせるようなレストランがいくつもある。
ここなら大人のリピーターも多いことだと思う。今度はダンナも誘ってみようと思う。


2002.03.19(tue)

春がもうやってきた。
今日は仕事の予定もお友達とランチをする予定もなんにもないうえ、響子は5時間目まであるから帰ってくるのもゆっくりだ。掃除も洗濯も早い時間に済ませてしまったし、こんな日に自転車に乗らないのはもったいない!
ということで、まず「今日は自転車で遠出をしよう」ということだけ決め、どこに行くかは地図をにらめっこして小一時間かけて考えた。

去年の年末にできたという久美味(チーズショップ)を訪ねてみようと決め、二子玉川園へ向けて出発した。
地図でルートは大体の目安を決め、ゆっくり春の風を感じながらペダルを踏む。直線距離で約10キロだからあまりがむしゃらにこぐと息が上がるのでのんびりのんびり・・・。
東京には山はないが細かいアップダウンはある。それが自転車を使うとよくわかるし、それを避けてのコースを行くのだが、初めて行く道でも絶対に坂道が少ないところを見つけるコツがある。それは川沿いの道を進むこと。

今日はどぶ川ほどの小さな川に沿った道を選んで二子玉川園まで行ってみた。まずは大田区内の池上辺りを流れている呑川をずっと上がり、中原街道を通って多摩川まで出て、玉堤通りの測道(?)をちょっと走って、そして今度は丸子川沿いを二子まで行く。信号がほとんどない道ばかりだからゆっくり行っても1時間ほどで目的地に着いた。しかもほとんど坂がないから、「え?もう着いたの?」と体力的にも余裕綽々だ。

久美味のショップは二子玉川商店街にありちょっと駅から外れている。チーズショップなんだけれど、コーヒーとかビールとかの喫茶(?)メニューが充実していて、手作りケーキなどもありまるで喫茶店。いや、イタリアなんかにあるバル(BAR)のような感じ。朝も7時から営業しているからサラリーマンなんかがモーニングとして一杯のコーヒーとトーストを食べているのだろう。

しかしチーズの種類の充実ぶりは目を見張るものがある。久美味のショップで初めて見るものもいくつもあり、店員さんは丁寧に説明をしてくれるし、なんといってもその場でカットをしてくれるのがうれしい。成田に本店があり、そこの熟成庫でちょうど食べ頃になったものがこちらにやってくるそうだ。 もちろん専門の熟成士(リシャーさん)が管理しているので、チーズの色つやが違う。ハードタイプなどは一目でそれがわかる。
一度ではなく何度も通いたくなるようなチーズショップ。もう少しフードメニューが充実したり、チーズの盛り合わせのボリュームが増えたら、嬉しいのにな。

外皮がついた100gが800円もするスイス産のエメンタール、北フランスのビールでウオッシュしたチーズなどなど、ついついあれもこれもと買ってしまった。
家の冷蔵庫には届いたばかりのチーズセットのチーズやFOODEXで買ってきたチーズ、たくさんあるのに・・・。 しばらくはチーズがおかずという日々が続きそう。
もちろん家族にはちゃんと日本のおかずを作ります。

帰りに高島屋に寄ってジェラール・ミュローのカンパーニュを買って(ほんとうは生のケーキを買いたかったんだけれど、自転車だから諦めた)、どこか桜の咲いている公園でパンとチーズで花見をしようと思ったのだが、自転車同士の接触で転倒してチェーンが外れてしまい、それを素手で直したもんだから手が真っ黒になり、汚れた手で最高に美味しいチーズとパンを食べるのははばかられたので、えっちらおっちら帰宅してからゆっくりいただいた。

一人で花見はできなかったが、小川沿いの道にはたくさん桜が植わっていて桜並木の中を通って来れたので充分楽しめた。


2002.03.16(sat)

「美味しいチーズを食べていますか?」
という問いかけは、私の講座やセミナーでのテーマにしていること。もちろんHPも。
というのも、チーズにはまって、チーズをたくさん食べるようになってからというもの、同じ名前の付いたチーズでも買った店、メーカー、そして食べる時期によって全然味が違い、二つと同じものがないということを知ったから。
どうせお金を出して食べるのなら美味しいものに当たりたい。これって一般人誰しもが考えることだと思う。

チーズってどちらかというとコストパフォーマンスはいい食べ物ではない。もちろん栄養の宝庫だけれど100gが600円とかものによっては1000円以上もしては日常食にはなり得ない。
うちなんてイチゴ1パックが300円を切るようにならないとなかなか買う気にならない。

最近では価格破壊なのか上代1200円くらいするチーズが650円とかで売られている。これがセール価格になると2つで740円とかくらいになることもある。(うちの近所のスーパーでの話)
しかし、たいがいスーパーのチーズ売り場ってオープンショウウインドウであり、またカットもののチーズはぴっちりと真空パックになっている。
人件費やコストのため仕方がないし、そのような販売法であるから広くチーズを扱うお店が増えて人々も気軽に買えるのだと思う。

HPの中でも、セミナーでも言うことだけれど、上記のようなお店のチーズは決して不味くはないし、体にも悪くはないけれど、本当に美味しいものに出会う確立はきわめて低い。

私を含めて実際にヨーロッパで生活をしたことのない日本人にとっては、店で売っているチーズがヨーロッパ産のチーズの情報のすべてであって、その味が=本場の味、って考えてしまう。
しかし実際に旅行して現地で食べるとひと味も、ふた味も違うのだ。
それは旅行をしているという非日常の精神状態であること、地元の空気や景色も一緒に食べているから・・・と思っていたが、どうもそれだけはないということがハッキリしてきている。

チーズって発酵食品で売り場に並んでいてもどんどん味が変わっていっている。だから手入れ一つで良い発酵をしたり、またおかしな発酵をする可能性がある。
先日、エルベモンスというフランスで初めてMOFを取った熟成士のセミナーを受けたのだが、彼の仕事はフランス国内の質の良いミルクで丁寧に作られたチーズを自ら買い付けに行き、彼のカーブで丹念に熟成をさせて商品価値をあげること。
フランスの有名3星レストランなどに卸したり、最近では日本にも少量ながら輸入されるようになっている。
私は去年の夏に初めてレストランで彼のチーズを食べたのだが、目から鱗とはこのことで日本でいつも食べ慣れているつもりでいたチーズを食べて「感動」をしたのは初めてだった。(過去の日記01 .08.17でもちらりと書いてます)
聞けばエルベモンスが手塩にかけて熟成させたチーズは彼の元を離れるにあたってかなり厳しくその後の管理なども注文をつけて送り出すそうだ。彼もちゃんとアフターケアーというかその後も育ててくれる環境でないと出荷をしないとのこと。 今回の来日でも彼が卸しているレストランやショップを回っていろいろと指導したりチェックをしたそうだ。
そういうチーズを扱う人たちは彼から直々にチーズを上手に手入れする方法を学び、商品価値を下げることなく店頭でお客様にサービスできるのだ。

私の友人のチーズのベテラン販売人が都内の「S」スーパーを敵情視察にいったとき、ブリー(白カビタイプのチーズ)がオープンショウウインドウの冷蔵庫の冷風の吹き出し口に並んでいて、いくらセロファンでくるまれていてもこれでは乾燥してしまうのでは?と心配して思わず並び替えた・・・と言っていた。
低価格で勝負するスーパーではどれだけチーズ個々の状態を把握して意識して陳列しているのか、またそれを指導する人が存在しているのか疑問だ。
工場製の大量生産されるチーズはとりあえずは数をさばくことが目的になりがちで、スーパーなどでは並べられるだけ並べて、店員の中でも特に専門の知識を持つ人は一人もいないということはあたりまえのようだ。

エルベモンスのような熟成士が特別に手をかけたチーズは普通のチーズより2〜5割増しの値段になっている。それはそれだけの付加価値がついているから当然ではあるが、いつもこんなチーズを買うのは普通では難しい。
これだけ身近でチーズが手にはいるのだから、そしてこれからチーズファンを増やすためにも安い価格で販売するところでこそ、質の高い専門知識を持った販売員を育てて限られた環境の中でも少しでも良い熟成をするようなリーズナブルなチーズを扱っていって欲しい。

という現状なので、私は「美味しいチーズは専門店で買いましょう」という結論に達してしまう。
チーズは生き物だからきちんと管理された専門店でも外れてしまうことはある。しかしその確立はきわめて低く、同じお金を出すのであればちょっと多く出しても当たる確率が高い方が結果的には得だと思うのだ。


2002.03.13(wed)

今日、幕張で開催中のFOODEXに行ってきた。
国内、海外のいろんな食品関連の企業や業者がブースを出していて、取引を始めたいという人たちにアピールしているのだが、まぁなんて大にぎわいなのでしょう。
もちろん私のような冷やかしや市場調査をしに来たという人もいるのでしょうが、これだけ賑わっていたら不況・・・という感じはほとんどしません。
試供品もドシドシ配るし、試食試飲もたくさんあるので、12時前に会場に着いた私はちょっとその辺りを回っているだけで、すっかりお腹一杯の酔っぱらいと化してしまった。

海外のセクションを主に回っていたのだが、日本における食品のトレンドがかいま見れるようで面白かった。
ヨーロッパやその他の地域でも圧倒的にワインやアルコール飲料が多いように思う。ワインブームは去ったと言ってもしっかりとワインは日本の食文化に定着したのかなぁ。そしてスペインやイタリアなどはオリーブオイルのメーカーが多数あった。オリーブオイルも元気がいいようだ。チョコレートやお菓子類、ジャムなどもいろんな種類、メーカーがたくさん出ていた。

それに比べ、全体的にチーズのブースが少ないような気がした。会場全部を回ったわけではないのでハッキリとしたことは言えないが影が薄い。私の現状はチーズに食生活の大部分を占めてしまっているが、日本社会の平均から見ればチーズってまだまだ特殊な食材なのかなぁ・・・と感じずにはいられない。

そんな中、オーストリアチーズのセミナーに参加したが、非常にマイナーな(と私は思っている)オーストリアのチーズが10種類も出て、しかもまだいろんな種類が輸入されていると聞いて驚いた。輸入販売をしている会社はすごいなぁ・・・。イタリア、フランスのチーズだったら市民権をそろそろ得てきたから何とか商売になるとは思うけれど、オーストリアなんてこれからだし、ひょっとしてこれから伸びるのかどうかも限りなく「?」だと思う。

きけば、私のようにマニアックなチーズファンはたくさん存在していて、まずまずの売れ筋らしい。
チーズ屋さんも初心者からマニアックなお客さんを相手にターゲットを広げて商売をしないといけなくて大変だ。
チーズファンの私の役目は、そんな珍しいチーズも今後立ちゆくようにせいぜいみんなに紹介していくことなんだろうな。

そんなこんなで試食試飲でお腹一杯、そして試供品を山ほど抱えて家路についたのでした。
どうでもいいけど、東京駅の京葉地下ホームが遠すぎて疲れた。


2002.03.07(tue)

めっきり春らしい陽気になった。
昨日は表参道でCPAの理事会があったが、こんな日は自転車日和とばかりに片道約1時間かけて11キロほどのサイクリングをした。
ずいぶんと東京の地理には詳しくなったおかげで(といっても城南地区に限るが)アップダウンが少ない道を選んで、しかもなるべく最短距離で目的地に行ける自前のナビゲーションシステムが頭の中にできてきた。

ところが調子よくナビの命ずるままに走らせていても、広い道の交差点などは歩道橋がかかっていて向こう岸に渡ることができなかったりすることがある。(あまり自転車のことは考えて道は造られていない)
そんな場面に幾度も出くわしながら何とか目的地にたどり着くと、リュックをしょった背中は汗だくだく。
理事会が始まり議論が白熱する頃には汗が冷えて寒いのなんの。
自転車のシーズンとはひょっとしたら真冬の季節なのかもしれない。

さて私は最近CPAでは企画運営部ってところに所属が決まり、会員向けのイベントを企画し運営することに命をかけている。「命」がついてしまうのは、気が付いたら四六時中イベント企画のことばかり考えているから。
この協会の会員はある程度チーズの知識を持った人、チーズ回りの食文化にもかなり詳しかったり興味があったりする人たちばかりなので、私自身が関心を持っていて受けてみたいと思うようなセミナーを実現するとちょうど良い具合になるのだ。(アンケートの集計結果からも確信できた。)

先日行ったモルトウイスキーとチーズの相性研究会などは、ワインバー以外のバーでナチュラルチーズがつまみとしてふさわしいのか?出すとしたらどんな物が合うのか?みたいな研究会になり、バー関係の参加者、ウイスキー関連企業のかた、そしてただの酒好き(私も含む)がワイワイ、ガヤガヤとにぎやかに楽しく開催できた。モルトウイスキーも5種類あって比較して味わうことができたのでモルトウイスキーという物を知る機会としても有意義であった。

こんな楽しいこと、ためになることをどんどん考えて実行することが仕事(というかボランティアだけど)なんてラッキーだ。

しかし、ふと我に返ると協会以外の活動のエネルギーがほとんど残っていないということに気づいた。家族のこと、PTA関係のおつき合いそれくらいをこなすのがやっとで、かつて関西で活動していたような私主催のチーズ会まで手が回らなくなっている。
自分のカラーがだんだん無くなっていってしまう・・・そんな焦りを感じ始めている。ジレンマが大きくなって破綻する前に何とか策を練らねば。


2002.02.28(wed)

この週末に8年ぶりくらいにスキーに行ってきた。
ダンナが突然「スキーとか行って発散したいなぁ〜」などと珍しいことを言い出したので、気が変わらぬうちに実現させようと計画を進めた。

まだ独身の頃、夜行バスでワンシーズン何回も通っていたなぁ。ホイチョイの映画なんかの影響で爆発的にスキーが流行、ゲレンデには白いワンピースのスキーウエアと耳当てをしたボーゲンの女の子で溢れていたなぁ。1本でも沢山滑るために朝早くからゲレンデに出てたなぁ・・。

しかし今回は状況がまるで違う。
小学生の子連れ(しかもゲレンデデビュー)、3人分の旅費がかかる、体力がかなり落ちている(歳をとっている)、休みが少ない(疲れが残るようだったらその後の生活に支障をきたす恐れあり)・・などなど今の状況に見合った旅行計画を練らねばならない。

インターネットで調べて見つけたのが「軽井沢プリンススキー場、コテージファミリープラン」。
駅前のしかも人工雪のゲレンデ。昔の私なら、「そんな子供だましのゲレンデなんて滑ってられるか!」と見向きもしなかっただろうが、便利な立地だしリフト券と朝食券などついて3万円弱という値段に惹かれ、フラフラ〜っと申し込みにクリック!あまり考えないで、ついつい選んでしまった。

スキー道具、ウエア一式は関西の実家に置いたままなので(しかも古い)、今回はスキー場ですべてのものをレンタルすることに。なのでわりと軽装で新幹線に乗って、東京から63分でもうスキー場前に到着。家を朝10時に出ても12時にはスキー場に。全然疲れないうちにもう現地に着くなんて!あぁ、昔の夜行バスはいったい何だったんだろう。スキー場は遠いところにあるものと信じていたあの時代。

早めにチェックインさせてもらってウエアを借りて滑る準備。
ウエアも板も8年前とは大違い。流行ってのがあるのは知っているが、ダボダボのパンツとずる〜っと長いジャケットはいくらはやっているといっても気恥ずかしくて買う勇気は出ない。30半ばのおばちゃんが20歳前後の洋服は理解できてもなかなか着用できないものね。
板も何だかずんぐりむっくりした感じ。
しかし、それしかないなら身につけるしかない。着用して、サングラスかけて、厚化粧したらどこから見ても20代に変身。こりゃなかなかおもしろい。

ゲレンデは休日ということもあって子連れのファミリーで溢れていた。ようやく立って歩いたというような小さな子までがちっちゃな板をつけてスキーをしている。
我が娘もおっかなびっくりではあったが、ボーゲンをマスターして頂上まで上がり初心者コースをすべて滑り降りるまでにそんなに時間はかからなかった。

感覚を取り戻すのには私にもちょうど良いスキー場で、今風のウエアと板のおかげで気分も若返ることができて大満足だった。
でも本当の若者は「スノーボーダー」で「スキーヤー」は30歳過ぎもしくはちびっ子とはっきりと棲み分けができているのだ。
時代の流れをゲレンデで実感した。


2002.02.18(mon)

お友達の帽田夫妻から鹿肉を送ってもらった。(〓ぼ〓さん、ホントに有り難うございます)
姫路に住んでいらっしゃるご夫妻のお父様が兵庫の山奥に鹿狩りに行かれて、ご自分で肉をさばいているということ。毎年お裾分けをいただくのだが、これが絶品なのだ。

もともと私は内蔵とか羊肉とか山羊肉(!これは沖縄の話!)が好きなので、野性味が溢れる匂いや味を好んでいるのだが、いただく鹿肉は野生の鹿ではあるけれど脂身の少ない部位(背身とモモ)なので軟らかくてジューシーで血の味がほのかにして、フルボディーの赤ワインに非常によく合う。

今回は背身を魚焼きグリルでたたきのようにさっと表面をあぶっただけの状態でいただいたのだが、ゆうこチーズクラブで届いたばかりのイタリアピエモンテ州のバルベーラの赤ワインと合わせたら、ワインが激変するくらい甘くおいしくなった。まだ半生の肉に残っている肉汁(もしくは血)が見事にぶどうの果実の甘みを引き出していた。う〜ん、これぞマリアージュ。

チーズとワインの相性は職業柄(というよりは趣味だけれど)検証しているが、肉そのもの(味付けもほとんどしていない状態の)とワインの相性でピッタリだわ!と感じたのは実は初めて。
フレンチレストランでの肉料理とワインの相性というものはどうしても肉本来の味の上にソースの味が絡んでしまって純粋に肉の味というものがわかりにくい。(と思う)

鹿肉などジビエにはローヌのフルボディーの赤ワインがマリアージュする・・・っていわれているけれど、確かにそうなのかもしれないなぁと納得の体験だった。

「これすごく合うね!」と喜ぶ私に対してダンナの意見は・・・。
「このバルベーラのワインじゃ肉の味を抑えてしまうなぁ。ボクはブルゴーニュの赤ワインくらいの方が、肉がおいしく食べられると思う。」とのこと。

そうなんだよね。
ワインとチーズのマリアージュでもチーズを中心に考えるマリアージュとワイン中心のマリアージュって微妙に違う。どっちが心地よく感じるかは人それぞれ。

残っているもも肉はブルゴーニュの赤ワインで合わせてみよう!
さて、どう料理しようかな。

2002.02.13(wed)

渋谷(代官山かな?)の友人宅へ週に1回のペースで自転車で通っているが、先日中目黒にある「ナイーフ」というパン屋を発見した。
友人にもこのパン屋の存在を聞いたりしていたのだがなかなか縁がなくて訪ねることもしなかったし、その店のパンを食べる機会もなかった。
それが気分良く走っていたら、偶然に店の前を通りがかり非常によい雰囲気の店なので通り過ぎてからU-ターンして確認しに戻ったほど。
感じの良い店からはオーラが出ているものだ。

店もこじんまりとしているが店中に焼きたてのパンやペストリーが陳列されていて、バタールやカンパーニュ、パンド・ミーなどを小さなリュックに一杯になるほど買い込んで家路について。クロワッサンやライ麦系のパンなど、まだまだ試してみたい物がたくさんある。この店の発見は大収穫。

そして今日、久しぶりに銀座のチーズショップ「アロマッシモ」へ行ってみた。
最近の私の注目というかテーマである「エルベ・モンス」氏の熟成チーズが何種類も置いてあった。去年の夏に広尾のプティ・ポワンというフレンチレストランで初めて食べて以来、もうすっかり憧れの熟成士であるモンス氏のチーズがお金を払えばすぐに買えるなんて、すごく幸せなことだ。

たくさんあるのでいろいろ試食をさせてもらったが、どれも今までとは違う、新しいおいしさを備えているチーズ。チーズも育てる人の手のかけ方によって、性格の違う新しい顔をみせてくれるのだ。彼のチーズはどれも斬新で意外なおいしさ。これってどうゆうことなんだろう。
来週自宅でするミニチーズパーティーでいろいろと食べ比べて検証してみよう。←解明できないとは思うけど。

パンやチーズの自分の今の気持ちにピッタリとくるお店が見つかったことで、ちょっと気分がうきうきしている。


2002.02.08(fri)

自転車をやりだしてから何だか無性にお腹がすいて、とにかく目に付くものをどんどん食べてしまう癖がついてしまっている。←まるで過食症。
胃下垂だから食べてもあまり体重が増えない・・と思っていたのがあだとなり、いい気になって食べ続けていてある日体重計にのって驚いた。
1ヶ月で2Lも太ってる!!!
この増加は今までにはなかったこと。(妊娠以来か?!)
年齢のせいかしら。なんとかしなくちゃ!
・・・・・

と焦りだして、しばらく全く行っていなかったスポーツクラブ(会費は月々銀行から引き落とされている。そう、私はいいお客さん。)に通い出した。
2〜3日おきにトレーニングジムを中心に通っていたがなかなか効果が現れず、今日初めてエアロビクスに挑戦した。

初めて、といっても二十歳頃にしばらくしていた時期があったが、鏡に映ったワンテンポ遅れて体を動かしている自分の姿に耐えきれず、ずっと避けて通ってきていたのだ。
ところが今日、スポーツクラブでばったり友人に会い、何となく魔が差して彼女と一緒にエアロビを受けることにしてしまった。

45分間のそのクラスはそれほどハードなクラスではない。
しかし最初からアップテンポの曲に合わせてステップを踏みながらストレッチをし、それが終わったら何だか複雑怪奇なステップ&手振りでどんどん進んでいく。
しかも次々と新しいステップを加えていくので、もう頭はパニック。でも参加しているみなさんは結構ちゃんと踊れている。またしてもひとり、ワンテンポ遅れている。
何だか全然分けわかんないまま45分が過ぎ、お疲れさま〜って終わってしまった。

スゴイ汗の量。Tシャツをしぼったらしたたり落ちそうなくらい。
そしてすごく爽快な気分。
これは病みつきになりそう!
15年前には感じた羞恥心は今回は全く感じず、相変わらずの間抜けな姿も気にならない。
やっぱダテに歳を重ねてないわ。すっかり肝が据わっているちょっとオバサンな自分に気がついた。
よし、これならこれからもエアロビを続けていけるぞ!と自信をつけ、また一つ楽しみも見つけて大満足。
これで体重が戻ったら言うことなし! ←それより食べる量を考えろよ〜


2002.02.06(wed)

おおむね月に2回のペースで田崎真也ワインサロンのチーズ講座に通っている。
この講座は「上級クラス」と名が付くだけあって、チーズそのものの勉強だけでなく、チーズ周辺の情報やチーズと共通点のある食材や文化など幅広い話を聞けるのが大きな魅力の講座である。
受講者もチーズの知識は一通り勉強してきている強者ばかりで、チーズやワインの興味はもちろん、食全般についての興味や知識をたくさん持っている人ばかりなので非常に刺激になる。

何回か前の授業でフランスのシェーブルチーズをテーマにした日があったのだが、そのときにフランス産のバターの試食があった。(産地つながりと言うことで)
フランスではバターといえばミルクを発酵させた「発酵バター」というものがほとんどだそうで、風味が断然良いのだ。そして無塩、半塩、有塩、と塩分も何段階かに別れていて用途や好みで使い分けるそうだ。

私は子供の頃は非常に偏食で脂っぽいものが苦手だったのでパンにもバターを塗る習慣がなかったし、レストランでパンと一緒にバターが出てもつけた試しがない。
試食して、初めてバターの味というものを確認。口の中に入れるとチーズよりももっとふわっと甘〜い香りと風味が広がって、するりと溶けていく。ベタベタしないし、キレがいい。

そうか、これがバターなんだ・・・とシミジミ味わっていると、先生が国産バターについてを語ってくれた。
一般的な国産バター(大手乳業メーカー製)は生乳(絞ったままのミルク、あるいは成分無調整乳)から脂肪分を単純にとったものではなくて、粉乳にしてからバターに再加工したり、黄色っぽく見せるために色素を加えたり・・と私が考えていなかった製法で製品になっているらしい。(詳しいことはこれから勉強しよう!>どなたかご存じだった教えてね)
だから国産が悪いというわけではないが、やはり欧米のこだわって作っているバターに比べるとどうしても味が落ちてしまうらしい。

試食をしてバターの旨さを知ってしまったので最近ではスーパーに行ってもAOCのバターが気になってしまう。
しかし、有名なエシレ社のものは250gで1,500円もするのでなかなか買うには勇気がいる。時間が経つと風味が変化しておいしくなくなってしまうし、しかもそれほどバターの消費量がない佐藤家としては丸ごと買うのは・・・小さなサイズで350円のものもあるけれど、割高すぎる気もするし。

バターはチーズ同様に輸入の時に関税がかけられる。現在30%弱の関税率のチーズより若干高く、しかも畜産振興税かなんだかがキロあたり何百円もかかってしまうとのこと。輸入バターが恐ろしく割高なのはそのせいだそうで、なかなか商売になりにくい製品だそうだ。
私もおいしくても高かったらやはり買えません。

ところが、うちの近所のスーパーはすばらしいことに、エシレのバターがなんと期限切れ直前のため1、000円引きになっていた。無塩と半塩の2種類を早速買ってきて、小さくカットして冷凍庫へ。バターも冷凍すると酸化せずに鮮度を保てるとか。それも「上級クラス」での雑談で知った知恵。
おいしいパンを買ってきたときにはパンを2倍も3倍もおいしく食べるために小さなカットを解凍して食べています!それだけで豊かな気分になれたりして。

あ、でももったいなくて料理には使っていません。料理とかお菓子には国産のものを。しかも安売りでまとめ買いをした物を。あぁ、小市民。


2002.01.30(wed)

今日は学校参観(1日中、授業参観のようなもの。いつ見に行っても構わない。)で家の用事を済ませてから学校に行った。
同じクラスのお母さんたちもたくさんきていて、ついつい雑談に花が咲く。
雑談も延々と続きそうなので「ランチでも」ということで学校近くでランチをする。

もともとこういうつき合いは嫌いでないので誘われたらまず断らないのだが、まだそれほど慣れていないママたち(良く知り合っていない)もたくさんいるので、毎回こういう集いのあとはぐったりと疲れてしまう。

どうしてこんなに疲れちゃうのかなぁ・・・と家に帰ってコーヒーを湧かしながらぼんやりと考える。それほど社交的な性格ではないので知らず知らずにかなり無理しちゃってんだろうなぁ。でも無理したくないからいっさいそういうおつき合いをしない、そんな勇気も無いしなぁ。

学校のママたちは同じ子持ちの主婦という共通項があるけれど、生まれ育ちも全く違うしましてや趣味や仕事も違う。バックボーンがわからない人とおつき合いを始めるのにはいろいろと気を使う。
私は気を使わない方だと(ようは無神経)とよく言われるにしても、それなりに言葉を選んで慎重に話をする。でもどこかで「好かれたい」っていうやらしい欲みたいなものもあるから、にっこりと笑いながら気に入られるように無意識に振る舞っている。
そんな自分に気づくとイヤだなぁと自己嫌悪を感じてしまう。
・・・・・
そんなことの繰り返しだから疲れてしまうのだろうか。

小さな子供の頃はただ隣にいるだけですごく仲良くなれたのに、歳を取るごとにそういうことが苦手になっていく。

最近の女子高生が携帯のメールで常にやり取りをするのは、メール交換という既成事実が友情の証となると考えているからだという意見がある。
何となくその心境がわからなくもない。
女子高生・・15歳といえば娘もすぐにそんな年頃になるだろう。彼女は今は楽しく友達つき合いをしているようだが、私と同じような友達つき合いがだんだん苦痛に感じてしまうのだろうか。

仲良くしないといけないと頑張らないで、為すがままに任せるしかないという気持ちでいた方がラクでしょうね。


2002.01.27(sun)

久々に気持ちの良いサービスを受けれるレストランで食事ができた。
それはおとといサイクリングの途中でお昼ゴハンにと立ち寄った中華料理店。

そこは娘の七五三のお祝いを家族(両お爺ちゃんお婆ちゃんを招いて)でお祝いをしたお店で、絶品の北京ダックと上海蟹が今でも忘れられないくらい。(その他に前菜盛り合わせの中のハムやらクラゲやら一つ一つが感動を呼ぶ味だったし、点心類も素晴らしかった。)

夜はそれなりにお値段も張るのだがランチメニューはなかなかリーズナブルだよ、という噂を聞いていたのでそのうちお友達のママたちとランチでもしようと企んでいたが、自転車で前を通りかかったので一人でふらりと立ち寄ってしまった。
小心者なので「レストラン」と名の付くところは一人で入れないのに・・・。

それなりにきちんとしたレストランで回りを見るとビジネスランチのようなグループ、そして平日にもかかわらず盛装したご夫婦などが目について私のような通りがかりの一人客は見あたらなかった。カジュアルな格好過ぎて少しためらわれたが、お店の人は丁寧に対応してくれて気後れすることなく着席できた。

メニューはランチコース(1,600円〜)が3,4種類、汁そばや炒飯の単品目ニューや点心メニューが20種類くらい。値段も適当。
汁そばか焼きそばが食べたい気分だったのでオススメを聞くと、実に具体的にわかりやすく、そして自分の感じた印象も取り混ぜながら簡潔に説明をしてくれた。たかがランチの1品を決めるくらいだったのだが、まるでフレンチレストランのメニューを決めるようなドキドキわくわく感を与えてくれるそんな説明の仕方。
たったそれだけのことだけれど、この店にきて良かった!と思わせてしまうサービス。オーダーした料理が運ばれてくるのが待ち遠しかったことといったら。

サービスに求めることはたくさんあるけれど、基本は「もてなされている」という気持ちをお客さんに持たせることができるかどうかだと思う。それが、いつでもどんなときでもどんなお客でも。
サービスがいいことのほうが、料理の味よりもお客さんを満足させやすいかもしれない。(この店は両方とも◎でした)
また10キロあまりの道のりを自転車でランチに走ることは確実でしょう。


2002.01.24(thu)

「はびる」の秘密を解くべく鍵をいろんな方々からお寄せいただいた。(ありがとうございました!)
やはりネギというよりはニンニクに近いものではないかというご意見が大半だった。
「のびる(野蒜)」という野菜と近しいものだろう、ということで「葉蒜」ではないかと考えている。
本州でも関東より北の地方から北海道にかけて自生する「行者にんにく」(別名アイヌネギ)なんかとも近しいものだと想像される。

と、未だに推測の世界でしかないが・・・。

「アイヌネギ」で思い出したが、北海道にはたくさんチーズ工房や村おこし系のチーズ工場があり、千歳空港の土産物屋でも道内各地で製造されているチーズが売られている。
圧倒的に「カマンベール」と名が付く円盤形の白カビタイプのチーズ、そして「ゴーダ」タイプのセミハード系のチーズが多いのだが、それぞれいろんな工夫が凝らされていてなかなか面白い。

たとえば北海道の産物として「アイヌネギ」もチーズと融合している商品がある。
一つはチーズプロフェショナル協会でご一緒させていただいている宮嶋さんの「共働学舎新得農場」で作っているフレッシュタイプのチーズ。柔らかいペーストタイプのチーズに行者にんにくが入っていてちょうど「ブルサン・アーユ」のような感じ。カナッペに、スティックサラダのディップにと使えるし味も良し。

もうひとつオススメは「近藤牧場」の行者にんにく入りのセミハードタイプのチーズ「キトピロ」。
一昨年の5月にこの牧場を訪ねたときに試食させてもらって「コレはいける!」とはまってしまった。行者にんにくが生えている一時期しか作っていないということで、期間限定だったっけ。
この近藤牧場は男性一人でチーズを黙々と造っていらっしゃる。セミハード中心のラインナップだが職人気質がにじみ出ているような丁寧なチーズは、しっかりと味わって食べたいそんなチーズに仕上がっている。

その他の土地の産物とチーズの融合をはかる商品で目を見張るというか良くやるよ〜と思った製品には、大豆(ちょうど豆まきにつかう煎った大豆とおぼしきもの)が入ったカマンベールのような白カビタイプのチーズ。その名も「十勝野カマンベール大豆入り」。
大豆入りチーズなんて美味しいの?と思ってしまうが、食べたら結構やみつきに。
ほら、節分の豆が豆まきした後に残ってしまったら思わずポリポリと後を引いてどんどん食べてしまうじゃない?そんな感じ。

輸入ナチュラルチーズを食べ慣れた人からは、ときおりそれらのチーズを「まがい物」呼ばわりをする声を聞くことがある。カマンベールとかゴーダとかそう言った名前を付けてしまうのでどうしても比較してしまうのだろう。

ライスカレーが日本独自のカレー文化をつくったように、国産のチーズも「日本のナチュラルチーズ」として味と独自のスタイルと知名度を確立し、私たちも日常に手にする日が来ることを願わんばかりだ。


2002.01.22(tue)

ずいぶん前にも日記に書いたと思うけれど、隔週で有機野菜セットを宅配してもらっている。
その野菜セットは静岡県を中心とした有機栽培をしている農家のグループの野菜セットらしいのだが、いつも「?」と思うような野菜や、どう扱っていいものか頭をひねってしまうものが一つは入っている。

毎回箱に入っている野菜の名前と生産地、一口コメントのような紙が入ってはいる。よくわからない野菜もそれをもとに料理するのだが、今回は全くお手上げの野菜があった。
その名も「遠州はびる」。
見た目は青ネギと白ネギの中間ぐらいのサイズの葉ネギのような野菜だ。
「遠州」というのは静岡県西部の昔の呼び方ということはわかったが「はびる」と言う言葉がどこを探してもわからない。聞いたことのない響きのうえ、平仮名なのでニュアンスもつかめない。
何だかよくわかんないまま(というよりきっとネギの一種だろうと思って)、たくさん量もあることだし「ネギ焼き」に使おうと思い調理する。

「はびる」とやらをざくざく小口切りにしていると、いつもよりやや香りが強いなぁと感じたが、切れたものの見た目はネギそのものだったし、何の不思議もなくネギ焼きにしてしまった。

ポン酢醤油につけながら一口食べてみたところ、いつものネギ焼きをしのぐ強烈なインパクトがあった。「なんだろう、このインパクトは・・、やはりネギではないのだろうか?」と頭をひねりながらひと口ひと口噛みしめていたら、ダンナが「これ?ニンニク入れた?」ときいてきた。

そうか、においが違うと思ったのはちょっとニンニクっぽかったのか。そして味にインパクトがあるのはニンニク特有の辛さが利いているのか!と今更ながら思い当たった。「はびる」ってひょっとしてニンニクの一種か?「ネギ」と「ニンニク」の掛け合わせか?
未だに答えは出ないが、この世に「はびる」という妙ちきりんな野菜が存在することを30半ばにして初めて知った。
(これって遠州地方ではとっても日常的な野菜なのかしら)

その他、今回のセットには「中国大根」というちんちくりんの大根が入っていたのだが、これもどうしていいものなのか、いったい何なのか(大根だろうけれど、生で食べるのか、煮た方がいいのか・・・)頭を悩ませている。
う〜ん、よくわかんないが大好きなブリ大根に使ってみようか。


2002.01.20(sun)

おかげさまで先日の誕生日のディナーは大成功!ラム肉は298円/100g(ニュージーランド産)で牛肉よりへたしたら安価で、しかもフライパンで焼くだけでかなりインパクトのあるメインディッシュになる。
上柿本さんのレシピの簡単に出来るソースをぱっぱと作れば、街場のビストロくらいの味にはなる。娘も「美味しい」といって骨付き肉にしゃぶりつくほど。よし!これからここ一番のディナーには仔羊のローストだ!

さて、お誕生日といえばプレゼント。
誕生日の少し前に娘が「何が欲しい?」と聞いてきたので、「私が好きそうなものを選んでちょうだい!」と言うと、「じゃぁ、チーズかワインかなぁ。それかモンブランかなぁ・・。」(←よくわかってる)
「チーズとかワインはたくさんありすぎて買うのが難しいから、モンブランを買ってもらおうかなぁ。」とお願いすると「お年玉で買うね。3個買うね。」と約束してくれた。

このお正月にもらったお年玉で初めて自分の意志で買い物をし始めた娘はよほどこの約束が嬉しかったのか、学校の担任の先生に報告したそうだ。
先生が「おかぁさんに先生の歳を5歳分をプレゼントするって伝えておいてね。」といってくださったのを私にも嬉しそうに報告してきた。(学校で担任の先生とこんな風にコミュニケーションが取れているとは安心!)

ところが誕生日当日になって「私ね、モンブラン買いたいけどおかぁさんのお金で買いたい。」と言い出した。
どうやら自分のお年玉が減ってしまうのが嫌らしい。どうも私に似てケチなところがある。
「そうね、モンブラン3つだと900円くらい使っちゃうもんね。お金もったいないよね。」
「うん。私ね、紙のお金で買えるならいいかなぁと思ったんだけど、100円玉は、ほらそんなに持っていないじゃない。だからもったいないよね。」
・・・
ありゃりゃ、あんたそりゃ紙幣や硬貨の意味を全然理解していないやん。

小学校1年生だったらこんなもんなのだろうか?
学校で習っている足し算引き算はちゃんと理解できているようなんだけれど・・・。
もう少し、実践を積まさないと。
3月の娘のお誕生日にはおこづかい帳をプレゼントしよう。


2002.01.16(wed)

今日は私の誕生日。
例年は子供を義父母に預けてダンナとちょっとリッチな食事に出かけるのだが、今年はいろいろ緊縮財政中ということもあり、自宅でいいワインを開けましょう!ということになる。

年末に友人から安くワインセラー(30本くらい入る小さいやつ)を譲ってもらい、そこにちょっといいワインを数本入れているのだ。その中から今日何を飲もうかと考えるのは楽しいけれど、栓を抜くのは結構つらい。根っからケチな私はたかだか自分の誕生日ごときで(しかもちっともキリのいい年ではないし)5,000円以上のワインを飲んでしまうのは身を切られるような気さえする。

まぁ、どうせいつかは自分たちで飲む予定のワインだし、外で食事をしたと思えばそれほど惜しくもないし・・・と、自分で納得するように心の中で言い訳がましくつぶやき続けている。

で、食事は誰が作るって、それは私なのです。
せっかくのワインだから普段とはちょっと違うものに挑戦しようと朝から上柿本シェフのレシピ本をじっくり検討し、「仔羊のソテー、レンズ豆の煮込み添え」を作ってみようと思っている。

そこで早速近所のスーパーへ買い出しに。ラム肉はたまに扱っていることがあり、もしそこになければちょっと遠出をして買いに行かねばならないので、買い出しの品々をメモに書き付けて開店時間に行った。
メモを見ながらかごにどんどん商品を入れていく。「やった〜!ベーコンが今日は半額だ!ちょっと多めに買っておこう。」「あ、こんなものが見切り品になっている。買っちゃえ。」「ダンナが探している丹精っていう納豆が値引きしてるぞ!」とスーパーに行くとついついいろんなものが目に入っちゃって、余計のなものまで買ってしまうのだ。(世の主婦はほとんどがそうだと思うけど)

で、ラム肉はあるかなぁ〜と肉売り場へ行くと、ちょうど2パックだけ置いていた。
ラッキーだ。今日は遠出をしないですんだぞ、とほくそ笑んでかごに入れてレジに並ぶ。

が、なんてこった!精算をしたら財布に入れてきたお金では約1000円足りないではないの!
「すいません。持ち合わせが足りないからお金取りに帰ります。とりあえず、ラム肉だけ後で買いに来ます・・」と顔面真っ赤にして告げる。

ラムだけ残して家路につく。
出勤前のダンナに探してた納豆をゲットしたことだけ告げ(えらく喜んでた)、お金を握りしめまたスーパーへとんぼ返り。
今度は無事にラム肉を購入できた。
(しかし、またいらんもんが目について、セールしていた東京デリーのカレールーだの、肉まんだのをかごにたくさんほりこんでしまったのでした。)


2002.01.14(mon)

去年の夏からダンナが自転車通勤を始めた。(詳しいいきさつはこちらを)
マウンテンバイクにまたがりリュックを背負って往復26キロの道のりを通っている。

帰宅すると物も言わず地図に首っ引きになっている。まぁ、凝り出すとしばらくはそればっかりになっている性格だということはよ〜くわかってきているので、今回は珍しく健康的な趣味を見つけたものね・・・と内心喜んでいた。
ま、私には関係ないことだけれどね。

・・・・と思っていたのが、このお正月のサイクリングですっかり私まではまってしまった。
結婚祝いに友人からもらったママチャリはほとんど乗ることなく駐輪場に置きっぱなしになっていたため、サビもすごいしベルもライトも壊れている(壊されている)のではっきり言って乗っていると恥ずかしい。そんなママチャリなのに「自転車に乗りたい!!」と熱望してしまうほど、サイクリングは楽しい。

例えば、その目的地に行くためにはまずは京浜東北線に乗って、大井町線に乗り換えて、またまた乗り換えて・・・と距離的には近そうなのに、えらく時間とお金がかかってしまう。でも自転車だったら時間もそうかからず、タダで、しかも道中いろんな発見と爽快感が得られるのだ!

ダンナに「今度の週末、駒沢公園まで行かない?」と誘いをかける。
「自転車、なんとかしろよ!新しいの買ったら?全然ラクチンだよ(走行が)。」
「でも、ママチャリまだ動くし、捨てるのもったいないから。」
・・と言っていたにもかかわらず、その2日後には新品のマウンテンバイクを買ってしまった。
だって、近所の自転車屋が改装セールとやらで半額近く値引いてるんだもの!

走るための自転車ってこんなに楽に運転することができるのか〜。
家の前の急な坂道もギアを落とせば立ちこぎしないでも登り切れるし、時速が20キロで走っても全然息が切れない。すごい!おもしろい!どこでも行けそうだ!

ということで、連休の2日間は念願の駒沢公園まで片道10キロのサイクリングを決行した。駒沢公園は私が幼き頃、こま無しの自転車を練習した思い出深い公園。まさに自転車との出会いの公園と言っても過言ではない。
28年たった今、娘の自転車の練習のためこの公園に来るなんて感慨深いものがある。

思い切ってマウンテンバイクを購入して良かった。
でも自転車と引き替えに誕生日に行こうとしていた「ロオジエ」をキャンセルせざるおえなかったのはちょっと残念だったけどね。
(クリスマス+誕生日プレゼントとして買ってもらったのでした!)


2002.01.12(sat)

このところ体中がかゆい。特にすねの部分から足首にかけてはあまりの痒さにかきむしってしまって血が出るくらい。最初は布団にダニでもいるのかなぁ・・と思って寝室の換気や掃除をしたり、布団干しをしたりしたのだがどうやらそれが原因ではないらしい。

では何が原因か?
そういえばこの家に移り住んでから窓ガラスが結露することが一度もない。
昔は暖房器具がガスストーブや石油ストーブで暖を取っていたのが、今では東京ガスの床暖房のみなので空気中の水蒸気量が少ないが原因かしら?乾燥することによって発生するかゆみのための「クリーム」とか「スプレー」とかがよくCMで流れているし(ちょっと前まではかゆみ止めといえば虫さされだけだったのに)。
さっそく加湿器を導入する。が、改善なし。

流血してもまだかゆみに耐えきれないのは尋常でないと思って皮膚科に行ってみると、加齢による皮脂の分泌の低下で、一口に言って肌の潤いがなくなって皮膚が乾燥しかゆくなるとのこと。なぁんだ、自然現象だったんだ。
原因が突き止められて安心する一方、着々と年を重ねているという事実にぶつかってしまった。

顔面はまだ皮脂が十分ににじみ出ているように思うが、見る人が見れば眼の回りの小じわが目立つんだろうなぁ。リンクルケアを真剣に考えないとあれよあれよという間に老け顔になっちゃうんだろうな。めんどくさいけどがんばろ〜っと。


2002.01.10(thu)

「今日ね、CMごっこしたんんだ。」・・・娘がお友達の家で遊んだことを報告した。
テレビコマーシャルの真似をして喜んでいるのだろうと思い何気なく「CMごっこってなに?」と聞くと、単純に物まねをしているのではないらしい。
CM撮影の風景のごっこ遊びをしているらしい。
ちゃんと「タレント」「監督」「カメラマン」「アシスタント」の役割があるらしい。

「いったい誰がそんな遊びし始めたの?」と聞いてみると、T君だという。T君は今やっている仮面ライダー(名前は知らず)とか、テレビのコマーシャルやちょっとしたドキュメンタリー番組などの子役をしばしばこなしているらしく、「T君、今あのCMにでているらしいよ」とママたちや娘からも聞くことがある。結構な売れっ子らしい。

「すごいわ〜。やっぱ東京は違うわね。」なんて思っていたら、彼女のクラスには他にも芸能活動(っていうのかどうかわからんが)をしているお友達がいるそうだ。
しかも「○○ちゃん、こないだ家族で横浜に遊びに行ったときモデル事務所にスカウトされたんだって」とか「○○ちゃんはカタログ雑誌の常連よ!」
次から次へと出てくるチャイドル(古い!)予備軍。

それだけ需要があって東京にはチャンスが転がっているってことかしら?
じゃぁ、うちの娘もひょっとしたら・・・?!
「それは、ものすご〜〜く親バカ入ってるよ。」・・・とダンナ。
それはそうだ。

でもふつうの公立小学校でCMや雑誌に出ているこどもがたくさんいるって、すごいなぁと単純に思ってしまう。そういう世の中なのかなぁ。


2002.01.07(mon)

今年もたくさん年賀状をもらった。
学生時代の同級生、関西の頃のお友達、仕事関係や娘の小学校のママたち・・・と年々出したりもらったりする枚数が増えてくる。

年賀状って書くのがとても面倒だし意外とお金もかかるけれど年に一度くらいちゃんとアナログな手段で通信をするのも伝統的でいいのかもしれない。そしてメールでやりとりをしている人はあんまり年賀状って出したりもらったりしないのよね。いわゆるメル友はバーチャル空間でのお友達で、アナログ空間とは一線を画している。出会いはネット内でも一度お会いしたりしたら急にアナログ空間にもぐぐっと入ってきて年賀状も出したりするけど。

今や年賀状だけのつきあいの人も半数くらいいるけれど、年に一度近況が知れて楽しい。数年前までは「結婚しました」みたいなニュースが多かったが、最近は「去年長男が誕生しました。」「3月には2人目ができます。」みたいに出産ラッシュ。みんなそれぞれ人生の春を過ごしているんだなぁ・・と子育ての1楽章を終えた(つもりの)わたしは茶をすすりながらしみじみ賀状を眺める。

今年の、いやこれからの私の人生はどのように展開していこうか。
今のままでも十分に楽しいし充実しているけれど、このままでいいのだろうか。
子育てが少し落ち着いた今、何かわき目もふらずに没頭しなくてはいけないことがない自分を少しもてあましてしまっている。


2002.01.04(fri)

今年の年末年始は東京の自宅で静かに迎えた。去年は中標津のムツゴロウさんのお宅で極寒のお正月を迎えたんだったよな〜、なんて一年前を振り返る。あぁ、なんて月日が経つのは早いのだろう。

自宅で越す年末はクリスマス頃から毎日ちょっとずつ大掃除モードに入り、掃除や整理が得意でないと言われている私が網戸拭きから窓拭き、寝室ではベットを移動して1年間のチリを取りまくり、家中の引き出しや物入れをすべてひっくり返していらない物といる物を仕分けして・・・と人が変わったように働きまくった。

その上、何を思ったか今年はおせち料理を作るぞー!っていうモードにも入ってしまって、立派な(自己満足だけれど)お重を完成した!これだけ年末に心を尽くして身を尽くして働くと、お正月はじつにすがすがしく迎えることができた。

年末は分刻みの忙しさだったが、3が日はその逆で何もすることがない。初詣も歩いて3分の近所の氏神さんにお参りに行くのみで、予定は何もない。2日からは繁華街のデパートが初売りを始めるときいてちょっと食指が動いたが、どうせすごい人混みなんだろうなぁと思うと行く気も失せる。

そんなとき、ダンナが「人のいない東京都内をサイクリングしよう」と誘ってくれた。といっても私にはぼろいママチャリしかない。ぴっかぴかでいろんな装備のついたダンナのマウンテンバイクとツーリングなんてできるかなぁと思いながらも「サイクリング」という非日常的な響きにつられて出かけた。

池上通りを本門寺方面へ向かい、住宅街を抜けどんどん進んで多摩川に出る。多摩川沿いの土手を上流に向かって進むと左手には富士山が。「富士山は清々しい!新年って感じだ!」と心うきうきさせながら走る。中原街道を越えたあたりで田園調布方面に向かう。多摩川台公園の坂を立ちこぎで乗り切り、田園調布駅前に出る。ふとみると、レジに行列になっているパン屋さんがある。立ち寄ってみるとちょうどクロワッサンが焼きたて!ということで私もつられて買ってしまった。バゲットやそば粉入りのパンも購入してまた自転車を走らせる。どこをどうやって抜けたかハッキリ覚えていないが洗足池を通り、環七を横切り何とか家に到着。全行程20キロ。程良い疲れが気持ちいい。

コーヒーを湧かし、買ったばかりのクロワッサンを食べる。発酵バターの香りがふわぁと広がり、すごく美味しいクロワッサンだった。焼きたてを自転車で片道40分、また買いに行きたいけど・・・遠いなぁ。




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